この歌に想いを馳せる 何度目かの夜のこと 都市開発のエゴ 蠢く光が眠ることはない この街に捨てられたのに 離れられないでいる 歳を重ね気付く 音楽が僕を救うことはない 本当のことを 分かり始めていた 幻想に生きる若者の憂い 尽きることはない 心が爆ぜた音が鳴る 青春の全部 焼け焦げたんだ 爆心地は深い夜の街 心が爆ぜた音が鳴る 落下して散った 飛べそうだった 才能に冷やかされ 歌うだけの馬鹿 この歌に自分を重ねたまま 幾度目の夜を越す 生き尽くした人が ベランダに最期の命を運んだ この街に捨てられたのに 離れられないでいる 延命を図る為の 旋律は届くことはない 心が爆ぜた音が鳴る 青春の全部 投げ出したんだ 爆心地は暗い僕の部屋 心が爆ぜた音が鳴る 闇を彷徨って 光を唄って 才能を見限って 紡ぐだけの馬鹿 燻り続けた感性が 破裂して全てを巻き込んだ やめにしよう 嫌になろう そうして音楽とさよならだ つらいから言葉を書き溜めた 透明な歌を口ずさんでいた やめにしよう 楽になろう そうして音楽とさよならだ 心が爆ぜた音が鳴る 青春の全部 焼け焦げたんだ 爆心地は深い夜の街 心が爆ぜた音が鳴る 落下して散った 飛べそうだった 才能に冷やかされ 歌うだけの馬鹿 才能を嘆いて 諦めただけの馬鹿