「我が 嚼みし上は 万事 良好 也」 招かれざるに 何時の間にや 杯を 干す 「我が名を 刻め 成る丈 大きく」 紫煙を 吐き 多義に於いて 場が 烟る 由無しなと 怖じぬ 見たがり屋の 道化ぞ 滑り 訪う 実に 呆るは 其の 真似 (瓢) 眩り 障う 抑 憂き名も 何食わぬ (瓢) 「何奴も 此奴も 我の 徒弟 也」 聞かれざるに 異な 呼号を 吹き散らす 「界隈で 我を 知らぬ者は 居らぬ」 厭きの 窮 皆 抑 名も 知らぬ 由無しなと 怖じぬ 見たがり屋の 道化ぞ 滑り 訪う 実に 唸るは 其の 業 (瓢) 眩り 障う 世に 為さるの 例 無く (瓢) 廻らせば 不図 憐れなり 掬い上ぐのは 雰の 砂 誰に 誹らるとも 困じぬ 千枚張り 道外れ 滑り 訪う 実に 呆るは 其の 真似 (瓢) 眩り 障う 抑 憂き名も 何食わぬ (瓢) すらり 舞う えも言われぬ 軽業 (瓢) がらり 奪う 然も 有らねば 唾壺と 化す