粉骨を 尽くしても 過ぎたる 徳は 存外 身命を 賭するは 却りて 乱逆の 脅威 限外 左手に 見ゆ 鉾先は 難儀の 方 示し 右手に 在る 錫杖で 障りを 祓う 猗 勲は 穢し 雨に 打たれて 頓ては 根組の 倦ずに 巻かれ 哀傷は 次う 影に 紛れて 冤鬼の 嘆きを 搔き 消す 砕身を 奉れども 下卑たる 目には 有罪 敵愾に 醜名は 歪む 大犯たる 行為 堕罪 左手 握る 彼の 斧は 毒牙の 禍 割りて 右手の 杖 支うのは 歩み 往く 為 猗 勲は 穢し 雨に 打たれて 頓ては 根組の 倦ずに 巻かれ 哀傷は 次う 影に 紛れて 冤鬼の 嘆きを 搔き 消す 存念は 残念と 爛爛で 罕漫の 相 常に 下問に 照りはなし 敢然と 渾然で 闌干と 寒酸の 冗 斯かる 屋後に 立ち 念う 雨が 穿つ 石の 惹かる 貌 徒然の 御業 故に 研ぎの 果ては 倩倩と 狂りて 己を 謡う 姿 鞘なる 祠堂は 忌まう 風に 吹かれて 生りては ならぬを 暗に 告げる 法る 気概の 廉に 討たるなら 零落ちるを 呼ばうは 妖怪 豪し 誉れ