どこか懐かしいような だけどやっぱ知らない君 優しいその瞳が その声が思い出させる 真っ白な気持ち 形なんてないのに 描き続けた境界線 その先に何があるの? きっとずっと曖昧で不確かでもいい 思ってたのに どうして 俯く僕をそっと 受け止めてくれる君が 全て分かっているのは 言葉なんていらないから 伝わって見えるだけの言葉 そんなものが嫌いだ、嫌いだ 強めたコントラストが 何もかも歪めていく いつだって輝いて 鮮やかに映った 言い切れば勝ちだなんて 伝えようとするほど 痩せていくとしても 君の眼に誓う どんなにベタ塗りされかけても 取るに足りないような色も思いも 全部 捨てないで大事に取っておこう 僕だけのグレースケール きっとずっと曖昧で 不確かなこの世界 忘れない 君の言葉 懐かしく感じたそのワケが 今は分かる気がするんだ 君は僕だった カーテンの木漏れ日 あれ、何か忘れているような 上手く思い出せない…… ……でもまあいっか、 ねえ、そうでしょ?