艶やかの意味を知ったのは 君に出会ったあの日があったから 心がとりさらわれたのは 泣きそうな夜があったから いつの間に君は 僕の心の一部になって 見えなくなるよ 大きすぎて 触れたくて必死に手を伸ばすけど 届きそうもないや 君はいつも月の向こう側 分かっていた だけど心が君を離さないんだ 淡く静かな一輪の夜 君を夢に見るその訳は 誰にでも等しく優しいから 分かっている 君から見た僕は 無数の星屑の一粒 きっと僕は 見ることの叶わない表情があって その事実だけで 胸がぎゅっとするけど いつからかその痛みにすらも 慣れてきてしまった それでもずっと想っている 会いたくて必死に地面を蹴っても 届きそうもないことは 誰よりも僕が分かっていた 分かっていた 選ばれた光じゃないってことは 儚く咲いた一輪の夢 分かっていたんだ 誰よりもきっと それでもなお僕は僕は 想ってしまうよ ずっといつまでも 艶やかの意味を知ったのは 君に出会ったあの日があったから 心がとりさらわれたのは 憧れでいてくれたから