チョコレートの箱を開けた 瞬間のトラウマ 「ピーナッツ入り」って小さな 文字に気づかず ドキドキのプレゼントがまさかの デンジャー 甘いはずが苦い物語に書き換わる カフェで君が頼んだ キャラメルナッツラテ 僕は「美味しそうだね」 と笑顔で返す でも心の奥で警戒ベルが カランカラン 一口交換なんて夢のまた夢 ピーナッツでハートブレイク 口に入れたらゲームオーバー 「大丈夫?」なんて聞かれても 本当は恋の方が不安定 バターピーナッツの袋をつまむ仕草 妙に楽しそうな君の横顔に嫉妬する 「どうして僕は 触れられないんだろう」 それは食材の話か、恋の話か 友達が差し出すおつまみの皿 避けるたびに「遠慮深いね」 と笑われる いや、違うんだよ、 本当にヤバいんだよ 伝えきれないこのシリアスと コミカルの狭間 ピーナッツでハートブレイク バレンタインは鬼門の日 ナッツフリーのチョコを願いながら 渡された愛に戸惑う僕 だけどピーナッツがなければ 自由に羽ばたける世界もある 豆乳スムージー、ライスミルク、 ココアの夜 君と分け合える選択肢を探す旅 「食べられない」ってだけで 片思いに似た切なさを知る でも、僕の中で芽生える想いは ナッツよりずっと強力なエネルギー ピーナッツでハートブレイク けれど恋はまだ終わらない アレルギーでも関係ない 心は無限にピュアでいられる