ねえ 左手は胸において 瞳はかたく閉じて もう君の前で止まる足音 そう 黄昏に時を止めて 木の机 簡単にこえて 廊下 すべりはじめた放課後 雲の早さなど気にしない 待ってたのは オレンジの太陽とそのうつし出す影 胸に焼きつけて 君と帰ろう ねぇ 天気雨で君と出会おう 流しかけた涙止めて そう そこの角でサヨナラを言おう 雲の早さなど 気まぐれの意さ 待ってたのは 赤に変える一言だけ ただ それだけさ 胸焼をつれて 家に帰ろう ねぇ 左手は胸において 瞳はかたく閉じて もう そこの角も とおりすぎたよ 雲の早さなど 北風のせいさ 待ってたのは 白くてらす月のカケラ一つのこらず こなごなにして 君と帰ろう