たいくつまぎれて歩けば 意外と強い風と 通りをうめる車がじゃま 「あいにくここからは遠すぎて あなたに会いに行けないわ」 昨日の電話の向こうがわ 笑う声が気になって 僕の声がふるえたのを思い出す 一つだったらカワイイ物を 二つならべて「ゴメンなさい」と 笑う 調子の良い君の そんな指先がつらくてね なにげなしに弁当箱持ってさ 春一番をよけながら歩く 通りはまだ 僕のカゲを気付いてはくれないよね たいくつまぎれて 歩けば 意外と強い風と 通りをうめる車がじゃま まだまだ僕は歩くよ はなをかすめる香りは Ah~Ah むずがゆく 6時すぎまで街の明りは 僕をてらさないで 一つおくれて部屋の明りは 君のカゲうつして やっぱり僕はここで立ちどまった たいくつまぎれて 歩けば 意外と強い風と 通りをうめる車がじゃま 「あいにくここからは遠すぎて あなたに会いに行けないわ」 昨日の電話の向こうがわ