ひしひしと背中に差す 秋に向かう今日の日差しの色は青く 貝殻を耳にあてて 子供に戻ろうとするのはよして そうさ 水着のあとを この波で冷やせば 今は戻れるかもしれないね 今にも 崩れそうになった砂の城を 僕らは 大切にしてゆきたいのです 今にも 忘れそうになった波の音を これから 大切にしてゆきたいのです 空と海のさかい目には 小さなヨットが ゆらりゆられて 消えて 折り紙の船を浮かべ 昔を懐かしむことはよして そうさ 目の前の地平線 この指でなぞれば 今は 戻れるかもしれないね 今にも 崩れそうになった砂の城を 僕らは 大切にしてゆきたいのです 今にも 忘れそうになった波の音を これから 大切にしてゆきたいのです 幼い記憶の中 僕は恨んでた 母の愛撫の無さ 僕は傷ついた 今を歌うメロディー それは愛情の中で 今にも 崩れそうになった砂の城を 僕らは 大切にしてゆきたいのです 今にも 忘れそうになった波の音を これから 大切にしてゆきたいのです 今にも 忘れそうになった波の音を これから 大切に 大切に