夕焼け その前に立つと 果たせなかった思い出が蘇るよ。 たとえば ひとかけらの勇気 僕の本当のことだけを伝えたかった たとえば つつみこむ言葉 落ち込む君の心に寄り添いたかった 僕は今こうしてここに立っているよ あまりの熱に僕は溶け出しそうだ 街を 離れ 一人 生きた 日々を 集め 君に見せたいな 夕日はすぐに沈み 静けさの中 僕は家路についた この夜は 新しい朝日を 迎えるための助走なんだろう これから先も 痛みは続き 足を止めたい こともあるだろう だけどもまた 歩んでいこう 少しずつ そう 少しずつでいいから