難しい話は今は置いといて 君が何を考え思ってるのか 教えてよ 全部 全部 取り敢えず手に取ってみた 缶チューハイ 甘ったるくて嫌に頭が痛い 残るのはアルコールだけ 減っていく口数と裏腹に 上昇していくこの気持ちは 僕ら手をつないで誰もいない夜の道 月灯りは口を噤んだまま 君が僕の方見て 放つ言葉ひとつひとつ 心に書き留めていった 歩くスピードを段々落として この時間がずっと続けばいいとか 照れ臭くて言えなかった 俯いた影と影が重なって 街が君を呑みこんでしまったら 繋いだ手 強く握った 点滅する青を見送って 触れる赤い頬 僕らくだらない話ばっかりして くだらないねって 笑う時間が愛おしい 君が僕の方見て笑う日々が ずっとずっと 続きますように、なんてね 君の人生の半分も知らない でも隣で年老いてく君を 見れるのならそれも悪くないな 僕ら手を繋いで誰もいない夜の道 月灯りは口を噤んだまま 君が僕の方見て放つ言葉 ひとつひとつ 心に書き留めていった 心に書き留めていった