世界の終わりに何がしたいかなんて 今はそんなこと考えたくないの 明日も早いからもう眠らなきゃ おやすみ 瞼の裏 駆け巡る 時計の針は空気を読まず 心臓を伝って 私の左頬を撫でる 流れる光に願う "あなたに明日がきませんように" 夜更けに見つめた月は 何よりも明るかった 見慣れた景色が今は愛おしくて あなたの好きな花に胸が痛む 馬鹿げたドラマの台詞も今ならば、 あなたに 二人寄り添って笑いたい 命が終わるその時までずっと 嘘だと言って笑って 叶うはずもなく今日が終わる 微睡む視界に目立つ 嘘じゃないようだね、世界が終わる 夜更けに見つめた月は 何よりも明るかった 夜が明ける前に 流れる光に願う "あなたに明日が来ませんように" 握りしめた手のひらは 何よりも暖かかった 全てが始まる朝がきたみたいだ おやすみ