光る月の灯りで 今日もあなたは眠る 撫でられた頬に 帯びた優しさを抱いて 一人で抱えるには 少し大きすぎる嘘だ 揺れる視界に映るのは 見慣れない景色 星のない空 静寂の街 あなたの居ない日常みたいだ 見惚れていた 瞳の奥に 何が映る 目が覚めた今もまだ夢見てるようね 長く伸びた爪と 尻尾の生えたその姿が 美しいと思ったの 昨日より強く抱きしめた 揺れる視界に映るのは 見慣れない景色 瞬きさえも 許されないような 見たこともない美しい夜 踊る 二人に映るのは 見慣れない景色 星の降る空 手は離さないで 覚めないままの 夢を見ていよう