街はすっかり変わり果て 面影もないまま あの頃色のフィルムだけを 手に握ってる 嫌いな人も別にいない 嫌な思い出も特にない 誰もが持ってるありふれた 青い青い春の脇役を生きる 卒業アルバム最後のページ 「あなたの夢はなんですか?」 変わらず持ち続けたそれを 叶えた人はどれくらいいる? お金を楽に稼ぐだとか言って 片っ端から手探りして 食ってくこと、生きてくこと まるで違うのだと他人で痛感する 振り返る先は見慣れた風景 変わらないままの、 変われないままの 自分のこと この歌が終わったら 愛せるだろうか 歌いたいことが分からなくなって その気持ちをまた歌にした 都合よく歌ってごめんねなんて 都合よく謝ったりした あなたに姿形があったら 私になんて言葉をかけるのだろう? 優しい人になりたかった 振り翳されてもないナイフから 逃げ惑う日々は情けなく 涙流す資格もないよな 自問自答繰り返す果てに 答えなんてあるはずもなくて 言葉にしては歌にして あなたに問いかけてる 悲しいことが多すぎるから 見失うものも増えてしまった でもこの両手抱きしめたものだけは 離したくなかった 振り返る先は見慣れた風景 変わらないままの、 変われないままの 自分のこと この歌と一緒に愛せたら 目まぐるしく変わる世界でも 続いてく生活を抱きしめて 変われないままの自分でも 愛してみせるよ 愛してみせるよ