過ぎて世

歌詞

白い月の美しさも 巡る時の速さも 何一つ変わらない 中身だけが崩れた万華鏡みたいな 世界 行き交う人混みの中 溺れそうになる呼吸を整えて 流れ作業のように 日々を歩む “当たり前“と“光“を 失くした僕らは無力で あの頃の全てが 恋しかった 迷い込んだ森 灯火1つ見えないのは 平和ボケした 僕らへの罰でしょうか? 移ろう季節の匂いにも 気付かず歳を取って 紡いだ糸の 跡を辿り 手を伸ばしてよ 白い月の美しさも 巡る時の速さも 何一つ変わらない 中身だけが崩れた万華鏡みたいな 世界 答えなんて無いから 求めても虚しいだけ 下らない論争 意味のない言動 消し去ってよ・・・無力な僕ごと 流れる画面の文字に 消耗する心を癒せなくて 神のみぞ知る運命（さだめ）に 背を押される “生きるため“に削り取られた 日常は無色で あの頃の全てが 愛おしかった 教科書の片隅 いつか過去として映される“今“ 託された願い 刻まれているでしょうか? 愛した人の温もりにも 触れずに歳をとって 紡いだ糸の 跡を手繰り寄せ 手を伸ばしてよ 始まりを告げる朝日も 後をたたないニュースも 何一つ変わらない 中身だけが溢れた万華鏡みたいな 世界 答えなんて無いのに 無駄に言い争って 行き場ない心傷 終わらない干渉 もういいよ・・・放っとけばいいさ 綺麗な筒を何度回そうと 決して伻らない1粒の 思い出には限りがあって 君に会えぬまま時は過ぎて 正解も 抜け道も 終点も 未来も ない 何処にもないんだよ 疑いだけが広がってゆく 白い月の美しさも 巡る時の速さも 何一つ変わらない 中身だけが崩れた万華鏡みたいな 世界 答えなんて無いから 求めても虚しいだけ 下らない論争 意味のない言動 消し去ってよ 無情なこの世ごと・・・