家路急ぐ影が流れる 夕映えの街を愛している やがて聴こえる黄昏の音 震える空の 無数の色 すべてかかけがえのない 見知らぬ友人たちさ 忘れていた人の 声を降ろしバスか過ぎる あんなさり気ない言葉にも あたたかい風が吹くよ シャツの胸に どんな生活だっただろうね あなたに訊ねてみるよ そっと あの街の灯のどこかにある まぼろしの未来 ノックして 見知らぬ友人の中に 少年たちもいるの 幸福だといいね みんなおなじ空の下で どんな涙にも負けないで 孤独が愛や夢を試す時も 忘れていた人の 声を乗せたバスが過ぎる あんなさり気ない言葉が だんだん胸にしみて少し泣けた 優しい黄昏の友人のように