街路樹を騒がす雨の気配に 空耳で君の声聞いた気がした 静かな暮らしが流れてゆく 海からの雨雲のように 風の速さで 青く煙った黄昏のどこかに 新しい恋した君が急ぐ 雨空に灯が灯ると 永遠がタワーから降る 君はもう知ることもない 誰が君を本当に愛していたか 永遠に 小さな堕落がまぶしかった 暗がりのアマリリス見て 泣きたくなった あの人のこと話す時 気づかず 悲しい瞳になるそんな君を愛した 動かない低い雲に 天使の環の虹が架かる なんて綺麗 眼に映ったすべてが愛しい こんなにも悲しい夜の片隅で なんて綺麗 雨の樹から 永遠が胸に積もる 君はもう知ることもない 誰が君を本当に愛していたか 永遠に