人影が消えると波が騒ぐ 風が吹く岸 君の言葉で描いた風景画に 夕焼けが降る 愛しているってささやくかわりに 想い出を話してくれる・・・と分かる そんな優しさって知らなかった 君に逢うまで 誇りにしててね 震える心を 誰にも分かってもらえなくても 遠い夏の声がするよ ずっと君を探してたよ いつかこの星を去って 次の星へ急ぐ時が来ても 放さないで その手を 夏がまた終わるね・・・君の声に 胸がつまった 懐かしい誰かを抱きしめるように 裸の魂をそっと抱いた 夏が逝くよ 優しかった 君にここで逢えてうれしかった 夏が青空に消えてゆくよ めぐり逢えた 星に最後の虹の影を映し いつかこの星を去って 次の星へ旅立つ時が来ても 放さないで その手を 優しい夏が逝くよ 優しい最後の夏