少女はひとり心ぶれ 此の世の凡てを怨みました 自業自得と云えば其れ迄 能く或る話だけど まるで赤子の様に駄々捏ね 近しい他人を呪いました 自分自身の身体総てを 悪魔に売り渡して 「あー、だれでもいいからどうか」 「みんなけしてよ みんなけしてよ」 「このあたまのなかの」 「ふわふわした もやもやを」 「ぜんぶけしてよ ぜんぶけしてよ」 「どうかのみこんで!」 然すれば儚い程 泡沫の塵芥か 人の箍の外れる音で また胡蝶の夢が終りました 頭空っぽになって踊りましょ ホラ手を叩いて 手を叩いて 燃え尽きる程に 無い!無い!心無い呆気者達を 切り裂いてよ 切り裂いてよ 此の私の為に 慾の儘生きていたいのさ 罪を重ねて今日も嗤うのさ 優しかったあなたの眼も 怯えて此の私を見る 必然的に産まれるBlack Sheep 何から逃げ隠れるのHide & Seek 頭 触れて 撫でて 褒めて 愛でて 刹那的に感じて 「あー、あたまごなししかるのは」 「もうやめてよ もうやめてよ」 「このあたまのなかは」 「ふわふわして からっぽで」 「ぜんぶきえたの ぜんぶきえたの」 「なんてすてきでしょう?」 然らば狼狽えるな 徒に救いを乞う 人の波に抗う様に 今思考の中から至高の果てへと 私の夢かまた現か 頭空っぽになって踊りましょ ホラ手を叩いて 手を叩いて 燃え尽きる程に 無い!無い!心無い呆気者達を 切り裂いてよ 切り裂いてよ 此の私の人で無しの歌で踊りましょ ホラ手を叩いて 手を叩いて 焼き焦がす程に 無い!無い!理屈無い呆気者だから 切り裂いてよ 切り裂いてよ 此のワタシもどうか!