夢を見てた、君が消える夢 それがどこか切なくて 君をただ見ている カーテンを閉めてもさ 光は溶けないんだ さよなら、さよなら ただ、貴方に夢を見せて、ほら。 光を一つ掴む 私はただ空に成る 夢の中なら 空にも飛べたんだ 花びらがまた一つ 貴方へ落ちて往く 空には飛べないの。ねぇ。 いつもの席に座る君は 曇った顔をしている。 なら、空はもう泣いている。 私だけ怖がりだわ 努力も何もしてないから 何文字、何文字でも貴方に ただ、手紙を書く。 「青に染まる。風に流れてく。 いつの間にかただの夏の、 旅に出ているんだ。」 いつかは、いつかは帰るからさ 烏を待っていて。 揺れる花びらはもう 何にも残っていないな いつかは僕も往くから 風を運ぶ鳥になって ただ信じて生きてたのに、 嘘つきだ。