六月の風がまだ残る 今日まで見上げてきたあの景色は 何処か美しい 空を仰いではまた君を忘れた 静かに窓を開ける 潮風が街を運ぶ 何処かで 聞いたことのあるメロディは 君の曲だ 涙もほら、 あの花とともに舞っている 誰かが嘆いた ただ君さえ戻ってこればいい ほら君のアルバムを見てる 何処かで描いた手紙を 君はほら、海が嫌いでしょ 私が助けてあげたの感謝して? ほら、この夏は君の空に名を刻むよ そして、ほら、私は夏になる 空を見てまた君のことを忘れる 流れる星を見たら 手を合わせて夢を願う 初恋はあの体育館で見た貴方の姿 ほら君は足元を見てる 君も空を見上げよう? 夏が澄み雲もただ歩く 綿飴なんかじゃ甘すぎて ほら君が見たあの小説 私もいつか読んだ 君もほら、同じことを言う 君を忘れれば幸せになれるの? 静かに窓を開ける 潮風が胸を運ぶ 私が君をどう思うとかはさ どうでもいいよ 君の見たあの夏を見てる あれは辛かっただろう ほら君も私を忘れて 夏を思いきり楽しもう ほら君もあの空を見てよ ねぇ、ほら私はそこへ行きたいの この意味なんてさ 分からないだろ、ただ君を忘れたい