行かないで 行かないでと叫んだなら あなたはそこで立ち 止まってくれるかな 紫の空 橙の風 虚へ消える残酷な未来 愛してました、 他の誰よりあなたのことを 今は届かず彼方へ消える あなたは他の誰かへ 行かないで 行かないでと叫んだなら あなたはそこで立ち 止まってくれるかな そんな二人の間に揺れる金盞花 風が吹いて濡れた頬を気づかせる 私はいつも臆病な鳥 檻に逃げては餌を待ってた 気づけばそんな私のことに 嫌気がさしてあなたは遠くへ 行くのでしょうか、 後悔がただ溢れる 行かないで 行かないでと叫んだなら ここから時が巻き戻されるかな 私の胸で揺れる金盞花 泣き崩れた後それは空の彼方へ 血を握りただ過去を追うように 立ち上がり君の消えた暗闇へ 汚れた手で頬を拭って気づけば 行かないで 行かないでと叫んでいた いかにバカなことだって分かってる それでも溢れる想いは抑えきれず 声が枯れるまでひたすら叫んでいる 不意にあなたの言葉を思い出す 黄色い花の残酷な花言葉を 行かないで 行かないで 奇跡の糸は 出会ったその日から 存在しなかったんだ