学校のチャイムとともに僕らは 走って 君と僕しか知らないあの秘密基地へ 川沿いのあの竹やぶの坂を登り 切れば 見えてくるだろう君と僕の隠れ家 君はもうすぐいなくなるけど 僕がこの場所で待ってるよ だからもう泣かないで 僕がこの場所を守り抜くから 10年後の今日にまたこの場所で 再会しよう たくさんの思い出たちはこの場所に 残って 月日は流れ 明日はついに君との別れの日 君より先に空が泣いた 今日は今日だけは泣かないよ サヨナラは言わないで 涙があふれてしまうから 「この場所は頼んだよ」 泣きながら君が言った 僕たちの思い出は 永遠にこの場所に残ってるだろう 夕暮れの秘密基地たったひとつ 残ったのは 涙を流した僕だけ