やわらかな日々は瞳の中 ウララカな陽 少し汗ばむけど 背伸びした後ろ姿には シャツのシワが笑って見えた 白く深い闇に飲まれてしまったら 頭の中 白昼夢の時 思い出していた そうだって 思い立って行けるわけじゃない 時間の旅を夢見て また恋に落ちていた 想いは風に揺れてひらり 吹かれてふわり 「例えば」とか「もしも」でも 目を閉じればそばにいてよ タラレバでもいいね いつかはその笑顔が 日々の糧になっている どうしたって日常の痛みとかは 酔いに任せ 消すしかないけど 堂々巡りだった緩い関係でいれたら 今頃どうなってたろう ムダな妄想が こんな何もないの中にも 頭の中に浮かぶから 削れた年月も 変わらない春の陽気に誘われて 開かないドアの前で 鳴らないベルを押して 呼んだりしてみる 想いは風に吹かれてふわり ひらりと揺れている どうしようもない時に 至って普通の言葉 却って良かったりするけど どうせ交わらないしとか捻くれ 生温い風が吹けば きっとまた思い出すでしょう やわらかな日々は 特別に見えて 平凡な日常