朝靄と夜露から 嘘みたいな絵空事 なんて綺麗なんだろう ご機嫌な恵比寿顔 得意げに言葉紡げば 虚を衝いた二の句 機関銃で撃たれたが如く この口は動かないけど 日々を彩り 季節を超えた いつも何度でも 寄せては返すから 心溢れる 恋は匂えど すべて何とでもなる様な気配 空いろのくれよんじゃ 描き切れないほどで 夕暮れのビル群に ビロードを粧し込む へらず口の端の方は 満を持している 想像だけに任せておくよ 間違いは正さなくていい 日々を彩り 季節を超えた いつも何度でも 寄せては返すから 心溢れる 恋は匂えど すべて何とでもなる様な気配に よく晴れた空の色とか もうどうでもよくなって 目に映るもの すべての中に 嘘か誠かを 探すのもいいが その瞬間を 切り取ることが ただそれだけが正しいこともある 映画のように劇的じゃなくとも ただそれだけが正しいと思った