僕はいつも迷い続ける 嘘の中で 本当の中で そして本当の嘘の中で 優しさとかそんなものに いつまでも 気を取られながら 分かりあえたつもりのまま 紛れ込みながらも 笑っているはずの目から 何か零れ落ちて からまわり僕だけ が今もフィクション 頭の中で生きている 僕はフィクション 物語がまわり続ける 右回りにうつろい ながら近づいたり離れたりしてる 第二章が始まるとき 僕は確か約束をしたんだ 今までの通り道に立ち並ぶ世界が 悲しい声一つ立てず 崩れるのを見てたから まわり僕だけが 今もフィクション 自分のことも分からない 僕はフィクション 眠れないと思ってたのに 気がつけばいつもこんな夢の中 ここで今も迷い続ける 僕は僕になりたかった 僕はもう間違えたくなかった 切り抜けてくだけの日々に 迷い込みながらも 僕は僕を信じたくて 何か話しかけても からまわり僕だけが 今もフィクション 気がついてても変われずに 僕はフィクション からまわり僕だけが 今もフィクション 次のページをめくっても そこはフィクション