Over Night feat. lIlI

歌詞

初めて産声上げたあの日のぼくらが もう泣かないと決めたのは いつの日から? 吐息が白くなってこぼれた 灰色の空に 飛べない鳥が夢を見る 明日は今に壊れそうに 地平の向こうで揺らぎ ふりほどいたはずの虚無に 私は安堵した もっと ありのままで いられたらと願うけれど 写真の中 どれが本当の自分か わからない 強くなりたい あなたの白い手が 泥で汚れるのも構わずに この頬に触れた 写鏡の奥にある真の姿 瞬く目眩の中で面影を見た どれだけ手を伸ばせども届かぬ御霊 午前零時しんとした冷気 理性 本能のracing ストロボライツ明滅 表面上で冷静装っても 効かないブレーキ 道路が雨で煌めいてる 「あなたが変わっても、 わたしも変わっていくから、 大丈夫。」 ってきみの言葉が延々 ループする新宿駅地下出口A ちらつき始めた粉雪が綺麗で 重なり合うビルの影 天使たちがSong for 消えないそのぬくもり 探し求めている本当 音を立てて崩れていく安息のエデン そして僕はその混沌へと 手を伸ばして... 灰色の水で擦り切れた体を洗い ぬくもり抱いて 向かおう桃源郷 後先も考えずに 走り出しては叱られた 子どもの頃の事を思い出していた 深呼吸 後悔はもうたくさんだった 徐々に積もりはじめた雪が 夜の底を白く染めた 初めて産声上げたあの日のぼくらは 恐れを知らず愛を求め声をあげた 沈むほどにもがく深淵の奥煌めいて