野球部のやつらが 吹部は間接キスしまくりだと 囃し立てる 消灯後の病棟は デスクライトと非常灯だけが ぽつりと灯っている 窓から入ってくる夜風に揺れる 白いカーテンと竜胆 月に照らされた 2人だけのシークレットウィンドウ 塾帰りの少年や国道を走る自動車 1階のセブンで買ってきたアポロを ふたりで食べた 運命の不覚筋動に 手繰り寄せられていく コンクールには間に合わないらしい 誰が なんの意思で この絵を描こうとしているのか 窓の外を見つめ あなたは声もなく泣いてた ラジオがlowに埋もれた 主旋律を明確にする あの日ノックできなかったドア ぼくは卑怯者だ プロムナード 少し早い雪がちらついて まるでぼくらの ことを急き立てるかのように きまぐれな 運命のいとに導かれて ぼくらは一体 どこへ向かっているのだろうか プロムナード 少し早い雪がちらついて まるでぼくらの ことを急き立てるかのように きまぐれな 運命のいとに導かれて ぼくらは一体 どこへ向かっているのだろうか 「MOTHER 私の幸せは まだあなたの手の中 夢をくり抜いて舵を折り それを愛情と呼ぶんだ」 まるで恋に焦がれるように 自分には決して書けない歌を 繰り返し聴き漁る夜 どうしたらいい? このもどかしさのやり場を 決められた公式 人生の最小公倍数を求めても そこには答えがないんだ 居ても立っても居られなくなって 叫びだしたくなる夜に ペンは走りだしていた 真っ白なCampusノートを 真っ黒に染めて それは 参考書の解の続きじゃなくて 見様見真似の メロディや小節も 支離滅裂な 拙い言葉 「これはあなたの物語なのに あなたはまるで傍観者ね」 ぼくの物語にするんだ