空白、転じて何も無く、 良くも悪くもないけど此処にある 空虚、またの名をがらんどう むなしくもしかりそれもまた耽り 余白、なんとなく外れ物で 大体は不必要とされてゆく 愛なんてない、忘れた 愛なんてない、忘れた 空いている心は 薄暗い憂鬱を歩いて 居なくなる私が ここから消えたら 誰が見つけてくれるの 大体のことはなんとなく忘れた そのなんとなくが仇になる模様 模様が映し出す真実に 誰も目を向けないで 通り過ぎていく 若干開いた隙間は恐らく あっという間に埋められる 忘れ去られる空白は 誰かが、故意的に、 空いている心は 薄暗い憂鬱を歩いて 居なくなる私が、私は 空いているここは 誰も見つけてくれない あの日には、戻れない