燃ゆる此の命 己の為に狂い咲いて 声の音奏でて夢を叶えんしょう 嗚呼…舞うは一片の朽ちぬ願い乗せ 花の道をいざ行かん 艶に濡れた愛に触れる 「目を開けて見る夢」は 独法師では辿り付けぬ 目合の中に見ろ おゆかり様は 何色の夢に 恋焦がれているのでありんしょう か? 一度触れたなら徒では済まぬ 愛の花 歌え 踊れ 花魁道中 遊びんしょう 宵闇を裂く傾奇狐の鳴き声添えて その闇を溶かして差し上げんしょう 嗚呼…夢幻泡影を憂うなら 此の声枯れるまで魁を歌いんしょう 艶に濡れた愛に触れる 「目を開けて見る夢」は 独法師では辿り付けぬ 目合の中に見ろ おゆかり様は 何色の夢に 恋焦がれているのでありんしょう か? 一度触れたなら徒では済まぬ 愛の花 歌え 踊れ 花魁道中 騒ぎんしょう 戯れに花咲かせんしょう お暇にはまだ早い 西の空は真ん丸の月が煌々と 満開の閃 正に見頃 扇の隙間…ひらり 咲いて咲いて咲き乱れて 枯れるのも忘れて おゆかり様を極彩の愛で染め 上げれば綺麗な斑模様 一度惚れたなら二度目は要らぬ つかまえた 夢を見んしょう 花魁道中 おいでなんし