紡ぐ言葉は 祈りのように風に揺れて 静寂の中 淡い金色の空へと舞いあがって あなたを映した 水鏡に溢れ出す記憶 何度も燃やした 熱き雫をひとつ 時の流れに落としんしょ 闇を切り裂く白い刃のように 重なる影を愛の言葉で断ち切った 幻想の惨劇 遥かなる道を駆け抜けてく 光探して 振り返った刹那に 歪んだ眩しい太陽 早天にいざ散りゆかん 唇噛んで 絶望さえ抱き寄せたら 燃ゆる想いは 古の大地へ響きあっていく 翔ける鳥のように 曇りなき空を目指すだけ 朝陽が昇れば新たなる旅路へと 魂の花を咲かしんしょ 幾重に刻んだ涙 想い乱れ 燻る愛を諸刃の剣で奪った 残月の慟哭 あなたの面影求めながら ゆらゆら踊る 忘れえぬ結葉よ この身朽ち果ててゆくまで 万象になくてありなん 願いを胸に百年桜 一度限りのこの時代を奏でる 誓いの花がいま咲き乱れたら 閉じ込めた想い 雷鳴の叫び 花吹雪さんざめく一幕芝居 無情の宿命 嘆き嗤う愛の亡者 孤独に還らん 命賭して天に彷徨えば 朧の夜に 儚く堕ちていく哀しき劣情の炎 暁に花の散るらむ