16 全てを悟った僕に訪れた 夏は そうだ そうだ 最悪だった 17 で捨てた自由と拾えた希望は 鳴らす ソーダ 怠惰 退屈だった 「-カラスウリ- の花は美しいから 日が暮れたあとは もう 会えないよ」 夏夜空が僕を殺したんだ 息もできずに藻掻くことも 許されなかった 18の涼しい日に 君は 君は そう言った 烏から カラカラに乾いた 季節の鳴き声を 遠くで聴いてた 夏夜空が僕を嗤ったんだ 息もできずに無様な之を 許されなかった 18の花火を 僕ら 見た きっと 20 になって気取った 「馬鹿な貴方は 終わってる」 終わってる って貶してくれ 22 になる 止まった 「気づかなかった ごめんね」 今に鳴いても 今知りました 君がいない 夏が来て 夏夜空が君を照らした夜 嘘を知る それは何よりも美しくて それが萎んだ蕾だと言うなら 僕は 太陽なんて見えなくて 良かった
