夜の影が窓を叩く 星屑の町を満たす 君のもとへ 微睡みに落ちてゆく 虹色のネオン 都市 パレード 戻らぬ愛を待つ恋人は 夢の続きを探すように 密かに瞳閉じた 優しい目眩 光が震える 忘れかけのメロディーと 抽象のポエジー 書き留めて 夜の影が窓を叩く 星屑の町を満たす しじまの中 一欠片のはぐれ雲が千切れた 想い出のような椅子に腰掛け 藍色の空を指で切り取った 水辺に揺れてる静かな花が 夢見るように咲いたなら 洩れだすボサノバ 遠い潮騒 あぁ 夜は深過ぎて 君を隠してしまう 季節の中に 100マイルの月灯りが 時計の針を狂わせた 「ノスタルジア」 罅割れた街灯に滲んだ霧のように 消えていく 君はどこへ 静けさが肩の上に降り積もる