仄暗い 闇夜 呼吸のない 天使 海鳴り 光を 探す 「沈めて」 遠い空 最果て 底無し 融け合って 落ちて全て 消え去る 落ちて全て 消えた 黒い朝 闇の続き 黒い海 溶けた命 黒い涙 離した手 黒い光 溶けてしまいたいの 「お願い」 「もう何も」 何も感じない亡骸を片付ける 機械のような心 背後から この花が枯れるまで 愛は枯れないで 虚しい願いを掻き消す 終わりの足音 「この花が枯れたら」 この花が枯れたら 私は空の向こう 終わりから逃げ出すくせに この花が枯れても貴方は在ない もう歌は鳴らない 黒い光に手をかけたあの時もう 終わりに呑み込まれた 私 私 私を忘れて 踏み躙って ねえ 「歪んだ笑顔が好きだった」