今日がはじまる 誰かが生きたかった 誰がが生きたくなかった今日だ 少年は空を見上げる その目に映る 青の鮮やかさは希望か ほんとうのさいわいは 銀河の果てに あるでしょうか まだ君は路の途中で 攫われた大切を奪い返すのは まだ早い 君の中の正しさを振りかざして 進め 麒麟児よ 無知は悪いことではないだろう 何度も敗れ その意味を知り また立ち上がれ 君の中の青さも武器として 闘え 麒麟児よ 絶望するには早いだろう 零れた涙の微かな温かさを知り また立ち上がればいい また今日がはじまる 誰かが生きたかった 誰がが生きたくなかった今日だ 少年は空を見上げる その目を染める鈍色に希望はあるか ほんとうのさいわいが 銀河の果てに 確かにあるのなら 目の前の路を辿れ 攫われた大切はきっとその先で 君を待つ 君の中の正しさを振りかざして 進め 麒麟児よ 無知は悪いことではないだろう 何度も敗れ その意味を知り また立ち上がれ 君の中の惰弱さなど捨て去って 闘え 麒麟児よ 絶望するには早いだろう 混凝土の確かな温もりを知り また立ち上がればいい あの人の声が聞こえるかい 頬を掠める生ぬるい風に 過去を回想して また自分を奮い立たせる 孤独な闘いではない 攫われた大切がちゃんと君を 見ているから 君の中の正しさを振りかざして 進め 麒麟児よ 無知は悪いことではないだろう 何度も敗れ その意味を知り また立ち上がれ 君の中の青さも武器として 闘え 麒麟児よ 絶望するには早いだろう 零れた涙の微かな温かさを知り また立ち上がればいい