あの子の話をするときの その声の色が嫌いじゃない けれど胸の奥が軋むのは わたしだけが知っていればいい 指先が触れる距離なのに 心だけが置き去りで それでも笑ってみせるのは あなたを困らせたくないから どうして、 わたしじゃないんですか?? 隣で夢を見たい どうして、 わたしじゃないんですか?? 痛みごと抱いて どうして、 わたしじゃないんですか?? 何度も問いかけて あなたの名前を 胸の奥で呼んでる 聞かせて 答えて 誰かになりたかったわけじゃない ただあなたのすべてが欲しかった この声も 涙も 夜も あなたのためにあったのに “優しいね”って笑うけど それじゃわたしじゃなくてもいいみ たいで あなたが気づかない想いごと いっそ見ないふりをしてほしい 愛されるだけが願いじゃない 選ばれたいと願ってしまう どうしても この心だけが あなたのすべてを欲しがるの どうして、 わたしじゃないんですか?? ひとりきりの夜に どうして、 わたしじゃないんですか?? 名前を呼んでよ どうして、 わたしじゃないんですか?? 何度も壊れても あなただけだった 最初からずっと 聞かせて 答えて