昨日のキスが まだ喉に残る ベッドの端に 沈黙がひとつ 言葉は脱ぎ捨てたまま 朝が来る 名前すら呼べないまま 触れていた カーテン越しの光が 罪をなぞる ねぇ、これも愛って言えるのかな グレイなMorning 君の匂いが痛い グレイなMorning 指先だけが正しい グレイなMorning 繋がったまま壊したい グレイなMorning 君の匂いが痛い 忘れたいほど抱いてほしい 思い出すほど遠ざけたい 唇だけで 交わす嘘がうまくて 愛なんてただの逃げ場所だって 理解(わか)ってたのに 体が君を選ぶ 光じゃなくて 影に染まっていく 朝食より先に 後悔が冷めてく なのに、ねぇ まだ温もりが欲しい グレイなMorning 君の匂いが痛い グレイなMorning 昨日の夢を裂いた グレイなMorning 正解なんていらない グレイなMorning 君の匂いが痛い 忘れたいほど抱いてほしい 思い出すほど遠ざけたい