夜の帳、絡む吐息 影と影が擦れるその瞬間 ねぇ、名前なんてもう要らない ただあなたで満たして欲しい 一線なんて曖昧でいい 躊躇いごと、指で壊して 何もかもなげ出して唇に触れたい その温度で、私をほどいて 何もかもなげ出して唇に触れたい 快楽よりも深い愛で 蕩けて 首すじに落ちるその視線 舌先ひとつで世界が変わる 鼓動のリズムを辿るように 理性がゆっくり溶けていく 囁きで塗り替えるルール この夜だけ、私を暴いて 何もかもなげ出して唇に触れたい 身体ごと、心を奪って 何もかもなげ出して唇に触れたい その先にある、あなたを知りたい 蕩けて