体温が少し高い君だから 側にいると少しばかり汗ばむけど どうせ僕らひっついて寝るのです 微熱を纏ったまま こんな夜はふたりでいようか 探り合ってる君との心地いい距離 発熱までは届かなくても 側にいて眠れるまで 君の体温落ち着くから 目が覚めれば背中合わせ それでも僕らひっついて寝るのです 感情線巡り巡っても 辿り着かない君と僕の終着点 月の目盗んでは口広がる 僕のじゃない歯磨き粉の味悪くない 寂しさを埋めるように ずっとぼくら夜と夜紡いでいた 平熱の夜にふと寂しくならないよう 熱は冷めないうちに 愛しておくのです 燃え上がる恋ならば 燃殻さえ残さぬ程に抱き寄せるのに 惚れることなく惚けた頭で 微熱を纏う君を腕の中体温は上がる 発熱届かず僕らは気づかず 本当に厄介なのは 下がりきらないこの微熱だと