君を愛する僕はもうここにはいない 転がる車輪と呆気なく過ぎた日常 風に靡く手から ひらひら記憶が溢れる 遠去かる景色が あまりに綺麗に見えた 僕がいた景色だ さよならを言わなくちゃ ここから離れよう 愛してた事も全部塗り潰す前に さよならを言わなくちゃ 子供じゃあるまいし なんてね 今も僕は歌っている 真新しい景色に 強く殴られて見つけた 古びた荷物を降ろして 手に入れた自由だ 何か足りないままの / 君がいないから この胸の穴を笑って / 思い出は輝き出して そうして続いていく屍 死ぬまで彷徨うような 熱に浮かされてる さよならを言わなくちゃ 目一杯手を振るよ 胸が弾む予感を疑わぬように さよならを言わなくちゃ 二度と出会わないように なんてね 今も僕は歌っている あの話の続きでしか 叶わない夢があった まだ何度も振り返るほど 愛しい場所があった それでも今を選んできたんだ ああ もう戻れやしないぜ なんてね 今も僕は歌っている まだ僕は歌っている