ずっとどうしたって ただ変われないから きっとどうしたって 僕は 「暑いようでもう夏は 終わっていくんだね。」 「夏の終わりって 分かんなくってさ。」 過ぎ去っていく毎日が 嘘みたいだった 茜さした街 夏が暮れていく ただ きっとまだ 忘れたいのに忘れられないまま どうしようもない過去を背けて 分からない振りしたいのに 『ねえ、まだ置いていかないで。』 夏になったら 縋ってしまうんだろう、僕は ずっとどうしたって ただ変われないから ずっとどうしたって まだ言えなくて 一生どうしたいか さえ分からないから きっとどうしたって もう消えなくて ずっと憶えてる ねえ、 優しさなんて呼ぶには脆くて強弁だ 柔弱とか言われなくてももう 分かっているんだよ 不思議なものだね もう戻らないというのにさ 断片になった記憶を紡いでいる まだ ずっとどうしたって ただ変われないから きっとどうしたって 今日も死ねなくて ずっとどうしたって まだ変わらないから ずっとどうしたって まだ癒えなくて 一生どうしたいか さえ分からないまま きっとどうしたって もう消せなくて ずっと まだ ずっと まだ、まだ、まだ、まだ、憶えてる