笑顔で隠した悲しみに そう 君だけが気づいて そっと抱きしめてくれたから 隠してた傷も もうぜんぜん痛まないよ どんな深い傷でも 柔らかく癒してしまう君は まるで吹き渡る風のようで 僕は憧れてたんだ 君の手のひらから零れた優しさは 巡り巡ってどこに辿り着くの 受け取った人が また誰かを笑顔にする そうやって君は 君も知らない 誰かのことも 救っていくのだろう 手渡された優しさを 僕は僕のものにしかできなくて やっと誰かの手に届いても 届けられたことに 満たされてる僕がいて 「手渡したい僕」が 優しさを灰色に染めるんだ きっと「手渡したい君」なんて 君の中にいないのだろう 君の手のひらから零れた優しさが 透明に光る理由を知ったよ いつも誰かを いちばんに考えてる 君がいつまでも そのままでありますように 君の手のひらから零れた優しさは 巡り巡ってどこに辿り着くの 透明な風が草原を吹き渡るように 君さえ知らない人の心へ どこまでも 受け取った僕も透明のままで誰かへ 手渡せるように心を磨くよ 気づいてるかな 今 君のその手のひらに そっと手渡された優しさは いつか君から 零れたものだよ