へたりこんで 泣いてしまいそうだ いつも怖くて たまらないよ 失うまで気づけないのはなぜ? どこにも行けないまま 君: … N:指冷め 熟れる歩道 擦れる風 秋 (憎めぬまま進む。 畔道、車窓、濡れ、) 君:なぜ?? N:声まで 指先まで触れたら これ以上 今以上 譲れないところまで混ざってしまう 放つ声は暗闇に溶く 君の前じゃただ僕は弱いだけさ もう誘わないで 空しい水 這わす頬 言葉はどこかへゆく N:日々、海 眺め咽せる阿呆 (揺れ。) 君:やれ。 (陽射し。君は見つめ笑う。) N:撫で行け 斜陽 触れ合い どこかへ