青い空の下じゃ 君なんて景色 被写体にはなれない 信号の亡骸と ガードレールは 自分の影を見ている 印象的な看板 風鈴の音が聞こえる 線路を描く電柱 高層ビルの吐息と脈拍 私、機械の向日葵を 仰いで変死体みたいでしょう? って笑うの 街は二ヶ月の存在意義で 金属の肥料 花弁になれたようだが醜い 青い空の下じゃ 君なんて景色 被写体にはなれない パースが不明瞭な ガラス細工が 中身を必要としている 錯乱しても退屈 終わっちまうなら良いけど 支配を逃れる陽炎 張り付いた汗 肉薄する風 私、機械の向日葵を 仰いで変死体みたいでしょう? って笑うの 街は二ヶ月の存在意義で 金属の肥料 花弁になれたようだが醜い 日差しを嫌う向日葵が 俯いて綺麗 日傘みたい?って笑うの 君は八月の存在意義に 映された造花 花弁になれたようだが醜い