鬼芥子に連られて 見える面影 都会の夏には情など無いさ 頭上の海、少し水浴びしたい 足元には鴉の腐乱死体 私、今日も暑さに酔って半酩酊 叶わん夢が動力を担う街の中 通りゃんせ向日葵の景色 遠のいて追いかけて「じゃあね」 氷菓子、頬張って サマードレスの影法師 何処だ? 青空の風 ひとり線路を行け 季節を改造、青空警報 響くヘッドセットから 夏のミュージック 幾何学に君の感情 架空の名説 時雨、蝉々の歌う ポップナンバーとは 夏のミュージック 打ち水を嗤う陽炎 狭隘を走る 少女は言葉通りの形 無人駅を飾る 花氷の乱反射 叫ぶエンジン音 汗と金属音 茹だる都市機構に 目的はないさ 季節を改造、青空警報 響くヘッドセットから 夏のミュージック 幾何学に君の感情 架空の名説 時雨、蝉々の歌う ポップナンバーとは 夏のミュージック 打ち水を嗤う陽炎 夏の終わり 夢想する炎天下 タイプライターの 気まぐれで回る 記憶世界まで 夏の地獄 夢想する炎天下 メトロポリス上の 夕暮れが写す 八月の最後