先のない 快晴には褪せた色彩 制してくれ 走馬灯じみた炎天下で 人のフリをする鉄の景色たち 呼吸を遮る日差しと涼風 抗いに意味は無いぜ そんなこと分かっているから ロード98号、行きの10キロ 帰りなんて無いと知ってる 私は死体の青に支配されて 今日も滲んで汚れたパーツの 在処を探している ロード98号、汗とオイルが 染み付いたままで 私の居る場所から道は続く 朽ち果てるまで 形のあるまで空木ゆく街 音の壁で散る言葉なんて 要らないだろう また ロード98号、行きの10キロ 帰りなんて無いと知ってる 私は死体の青に支配されて 今日も滲んで汚れたパーツの 在処を探している ロード98号、汗とオイルが 染み付いたままで 私の居る場所から道は続く 朽ち果てるまで 仰ぐ、ロード98号から見える空 青いから擦り切れた言葉すら浮いて 綺麗 ひとり、ロード98号から見える空 青いからさ、 道が見えなくなったみたいだ