この歌で君のこと 救えやしないのなら 暗闇に梳かすように 奪ってしまう今夜 小さな監獄に閉じ込められた君に 自由を手渡そう花束に添えて 視界が黒く染まっていく 空気が重く重く重く纏わりつく 輝く街の灯りさえもが咎めるように help me" help me" 唱える声すら届かないと嘆く 君のことを迎えに行くよ 嘲りの海を泳いで 誰にも見えない ところで泣いてるのなら 暗闇に梳かすように 奪ってしまう今夜 一度だけ一度だけ この手を掴んだなら 自由を振り翳せ思うがままに 全てが敵に見えるような 虚ろで歪な世界なら 楽園の陽は落ちたようだ もうここに僕らの居場所はない この闇に乗じてさ 別れ告げる時は今だ 息するように傷つくことを 肯定しちゃ駄目だよ 誰かに赦される ために生まれた訳じゃない 思い出せ取り戻せ失った言葉を それすら叶わない ほどに濁ったならば もう終わらせるそのために 今日ここにいる