錆びた町でまた少し振り返り ペンケースを忘れて少し焦って 駆けてくそんな毎日 あと一つを言い忘れて お迎えが早々に来てしまった "弐つめ" ヴェールを脱ぐ ヴァルキリーの横顔を見た 者はいないけど 確かに在る 掌に機関銃を添えて 未知を指して 溢れてしまいそうなくらい こころを失くして流す涙 見たくないなら 枯れさせてしまえばいい 傷ついても燃え尽きても弾が 切れても 無情な雨に打たれても 誰かの居場所を 守るためのこの姿なら あたしごと投げ出していい 放て、秘密の覚悟 下す度に呼吸を整えても視界が 揺らめいでく 恨みつらみが良くない夢を見せる 「数え切れぬいのち背負って 歩むこと」 「残したしがらみが 許されないこと」 「躊躇いなどなくただ強く 或ること」 ばかり… 零れてしまいそうなくらい ひとりを失くして羽根も折れた 孤立してでも 終わらせてしまえばいい 挫けても火が消えてもガスで 満ちても 絶望の矢に降られても 大切な人を守りきれるこの姿なら あたしごと投げ出していい 放て、秘密の覚悟 明けた空に 差した朝の陽ざしが 隣で笑むあなたにとても似ていて 顔が緩んだな
