ひとりで描く夜空が いつか誰かの眼(まなこ)を 呑み込む迄 願いも才も 星のかけら 新しい何かに 取られない様に 鮮やかに映した 空には青 陽が落ちて白くひかる 古びたアルバムに 残っていた 色の褪せた僕を消した 不意に過る 世界の後ろ姿 観たくもない 上演の合図に 取り残された僕の惑いを 重ねて笑ってよ ひとりで描く夜空は 未だ名前を持たない 晴れた銀河 祈りも迷(まい)も 星のかけら いつかまた何処かで 輝ける様に まだ知らないもの 魅せたい色 時は流れ 視えなくなる 火の光が 絶える前に この空を閉ざさないで 煌めく星空 深夜0時に 見つけたよ 流星群 "離れたくない" "光っていたい" 木霊している声 プラネタリウムに 浮かぶ身体で また星座を描きたい 冷たい風と 重い季節を 反芻してしまう ひとりで描く夜空で 僕はゼロを手に入れた灰のように 期待も解も 星の屑だ 新しい何かに 壊されてゆく 夜空に響くメロディ いつか何かの形になれるのかな 速く綺麗な 流れ星が 沢山の人に届きますように ひとりで描く夜空が いつか誰かの眼(まなこ)を 呑み込む迄 願いも愛も 星のように 新しい何かに 取られない様な 青 青色 嗚呼 悩む今日も 嘆く日々も 全部全部 僕に変わる ひとつだけの 確かな色 いつかまた あなたの星空へ