霞んだ視界が心地良いのか 同じ色を見ている空気に馴染む肌 眩んだ甘い匂いは 選んだ、 結び目が解けない 走る点は不整脈に打たれて 迷い揺れる道は果てしない 見えない気がするこの先はきっと 落ちるだけ、堕ちるだけ 固く結んだこの糸が千切れるまで 離れない 片手のそれが私を切り 裂いたとしても 空中の間もまだ見つめ合っていた きっとこれを覚悟していた 「私たち、似ているね」 不覚の表情さえも、愛しい 色が淀んだ、 与えられるのは視界だけ 流れる管の音が聞こえる 流れる愛の音が消えてく 固く結んだこの體壊れても離れない 片手のそれが私を貫いたとしても 叶わない味を手に取って 試してみたけれど 変わって欲しくて私が振り 解いたとしても 貴方だけが落ちていく 構わず手を伸ばしてしまったから 「もう私たち、似ているね」